国の自治

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自分の国は自分で守るという思想である。これは意
外に思われるかもしれないが、全方位の外交戦略と必
要最小限の防衛力とによって、国の存立を図ってゆくこ
とが理想である。日本と言う世界第二位の経済大国が、
他国の強大な軍隊によって守られているというのは異常
事態である。属国と同じではないだろうか。私は偏狭な
ナショナリズムを説くものではない。常識を述べている。

当面は日米安保体制の継続はやむを得ないとして
も、将来はこれを日米友好条約に転換し、日本独自の
平和外交を展開することが理想であり、国の自治という
ものである。

国の場合も個人の場合と同じく、一国の勝手なエゴが優先されてはならない。かと言って同盟国にすべて従うというのでは自治とは言えない。国益を考えながら、同時に世界にも貢献し共和していく外交が必要である。共和は協調とは異なる。他国の立場を考えながら、お互いにとってプラスになるような外交をすすめてゆくことである。

私利私欲から外交や防衛を考えてはならないことは言うまでもない。その意味で日本が常任理事国入りすることは、日本の私利私欲が前面にでており反対である。日本が世界に貢献できることは、非核保有国として世界の平和と安定に寄与することだり、軍事貢献ではない。核廃絶と武器輸出の禁止。また科学・文化・教育などの面で発展途上国に協力していくことである。米国との安保条約を解消して日本独自の外交が展開できるようになってから、初めて常任理事国としての地位にふさわしいと考える。


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