はじめに
日本が混乱している。いつまでたっても経済は良くならないし、失業問題も深刻である。私も何とかしなければならないと決意し、今まで様々なことを提案もしてきた。しかし問題は大きく根が深い。そこでいろんな人がいろんな政策を主張している。「第二の黒船の時代だ。アメリンカンスタンダードだ。」と叫んで政府は、新自由主義的・構造改革路線を主張している。「デフレなのだから日本銀行がお金を刷って、国債を購入すればよい」という無責任な「インフレ政策」を言う評論家も多い。他方で「21世紀は地球環境を大切にするヨーロッパを見習え。」「失業問題の克服はオランダモデルだ。」とか、最近では「知識資本主義の時代は、人間性回復の経済学だ。」などと、まるで公明党のお株を奪うような東大の先生まで現れている。まさに百家争鳴の感がある。
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