周知のとおり京都の衰退が著しい。企業も役所もそれなりに頑張っているのだが、私の観るところ小さな改革には着手しているけれども、どうも大きな観点からのビジョンが提示できていないと思われる。
今政治に求められていることは21世紀の京都をどういう街にしたいかの明快なビジョンではないだろうか。少なくとも2025年を目標として大きな構想を描く必要がある。そしてそのビジョンのもとで具体的な政策を提示することである。それは国会議員のやる仕事ではない。国会議員はこの国の大ビジョンを提示することが本業である。小さな小選挙区の小さな世話ばかりするのが国会議員の仕事ではない。だから市会議員こそこの都市の将来構想を提案しなければならないのだ。なにも市会議員は市民相談だけが仕事ではないのである(もちろん市民相談は大事な仕事であり、政策立案のヒントである)。 |
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