文化と芸術のコーナー

文化と芸術のコーナー(第8話)

文化芸術立国をめざして


公明党は、21世紀のわが国のあるべき姿は「文化芸術立国」であると考えています。2001年にはわが党が主導し、「文化芸術振興基本法」を制定」致しました。その結果「新進・若手芸術家、子どもの文化芸術活動などを応援するための予算」が大幅に拡充されました。

 また従来企業などがプロの文化芸術団体・個人に対して寄付を行う場合、社団法人・企業メセナ協議会を通せば、税制上の優遇措置が適用されていました。公明党は文化芸術に対する寄付を行いやすくするために、この制度の拡充を主張。2002年度の税制改正で対象範囲が大幅に拡大されました。

 すなわちこれまで寄付の対象となる分野は音楽、舞踊、演劇、美術、映画などだけでしたが、新たにコンピューターグラフィックスなどのメディア芸術、文学、芸能、華道・茶道やプロレベルの活動を行うアマチュアにまで広げたのです。これにより、企業メセナ協議会を通じた企業からアマチュアの文化芸術活動に対する支援は、全体の20%にまで拡大し、寄付の総額も大きく伸びています。

 さらに2003年度の改正では、企業メセナ協議会の窓口が順次全国に設置されることになり、現在全国に49箇所の窓口が設置され、一層利用しやすくなっています。

 加えて、文化芸術活動に対する差別的な税制であった「芸能法人に対する芸能報酬の源泉徴収制度」が、わが党の努力により撤廃されたことも申し添えておきます。



さて、来る5月30日(日)午後2時より、「ハートピア京都」(中京区烏丸丸太町下る)にて、「文化芸術の力で、豊かで元気な日本を!」と題し、シンポジウムを開催致します。世界に誇る文化の花開く社会をめざして、どのような課題に取り組むべきか、皆様とともに考えていきたいと存じます。

 当日は、素晴らしい尺八と筝の競演の他に、今注目の演劇プロデューサー小原啓渡氏、劇団「夢」サーカス主宰の浮島とも子(参議院選挙予定候補)、公明党文化芸術振興会議議長・斉藤鉄夫(衆議院議員)らによるトークなど、楽しい会合を企画しております。


第8話終わり

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