欧州調査報告2(仏国・パリ編)

  フランスでは、まずカズヌーブ予算担当大臣と面談。
消費税の議論では、消費税の軽減税率を採用する目的とその効果について説明がありました。

  また、財政健全化に関しては、歳出削減と景気への配慮について伺いました。
成長戦略については、EUでの銀行同盟の構築の重要性、また企業負担の軽減によって投資を奨励すること、労働者の雇用安定化のための施策、さらに戦略分野(新エネルギー、デジタル化、交通インフラ)への集中投資などについて話がありました。


【写真】カズヌーブ予算担当大臣と議論

【写真】カズヌーブ予算担当大臣と議論


  次に、ピサーニ・フェリー首相府総合戦略・将来予測委員長と会議を行いました。

  EUの債務危機の原因について分析がなされるとともに、危機に際して欧州中央銀行(ECB)の果たした役割や、財政健全化のペースを再調整したことについて説明がありました。

  ユーロ圏の今後については、銀行同盟の必要性とさらにユーロ圏の共通予算制度の創設にも言及がありました。

  労働市場改革については、「雇用安定化法」の趣旨について話がありました。


【写真】ピサーニ・フェリー首相府総合戦略・将来予測委員長と会談

【写真】ピサーニ・フェリー首相府総合戦略・将来予測委員長と会談


  オフェール中央銀行第二副総裁との面会では、ユーロ圏における金融政策一元化に対する評価や、フランス経済及び賃金上昇メカニズムについて聴取しました。

  なお、フランスの場合公務員数が多いので、これへの対処がオランド政権の課題となっているとの話もありました。


【写真】オフェール中央銀行第二副総裁との面会

【写真】オフェール中央銀行第二副総裁との面会




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