【2012/11/7ロイター】政府・日銀の共同文書、決定会合前にあうんの呼吸で作成=財務相

 城島光力財務相は7日午後、衆議院財務金融委員会で、政府と日銀のデフレからの早期脱却に向けた共同文書について、政府と日銀が認識を共有して出てきた話だとし、そのタイミングについては決定会合の直前にあうんの呼吸で決まったと述べた。

 竹内譲委員(公明)の質問に答えた。

 共同文書は政府から呼びかけて作成したのかとの質問に城島財務相は「われわれから要求したのではなく、お互いに認識を共有し合っておのずから出てきた話だ」と説明。「いつごろからということではなく、デフレからの脱却が必要であり、(政府・日銀が)スクラムを組んでやるという認識が醸成され、決定会合の直前にあうんの呼吸でこうなった」と語った。

 共同文書を出しても政府が内需拡大に取り組むことが必要で、日銀に(デフレ脱却へ向けた)責任を全部押し付ける考えは改めるべきではないかとの質問には「そういうつもりは全くない」とし、「日銀と政府がスクラムを組んで早期デフレ脱却に全力をあげて努力しようというのが趣旨だ」と答えた。








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