【2012/8/25公明新聞】特例公債法案 民主党が強行採決=衆院財金委=

質問する竹内氏=24日 衆院財金委

【写真】質問する竹内氏=24日 衆院財金委

 24日の衆院財務金融委員会は、今年度の赤字国債発行を認める特例公債法案について、締めくくり質疑を行った後、民主党が採決を強行し、同党の賛成多数で可決した。公明党などは反対した。

 採決に先立ち、公明党の竹内譲氏は締めくくり質疑と反対討論に立った。反対討論で竹内氏は、同法案が衆院を通過しても、「このままでは参院で成立する見通しがない。廃案になる可能性も高い。同法案の否決や廃案は予算(案)の否決と同じで内閣不信任に匹敵する。政権を担っている自覚がなさすぎる」と批判。その上で「成立させる責任は与党にある。(強行採決は)信じられない傲慢さと暴挙だ」と糾弾した。

 また、同法案の否決や廃案は国債の投げ売りや金利急騰など、市場や海外経済に大きなショックを与えると指摘。

 さらに、民主党政権になって、予算額が自公政権時代から水膨れしている実態に触れ、「歳出の水膨れ構造にメスを入れることなく、赤字国債を垂れ流すことは国民に対して無責任だ」と訴えた。








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