【2012/6/9公明新聞】歳出の改革「不可避」 竹内氏の質問に参考人

参考人に質問する竹内氏=8日 衆院第1委員室

【写真】参考人に質問する竹内氏=8日 衆院第1委員室

 8日の衆院社会保障と税の一体改革に関する特別委員会で公明党の竹内譲氏は、社会保障制度改革について「全体像を示し、歳出の構造改革を行うことは不可避ではないか」と訴え、参考人の見解を求めた。

 法政大学の小峰隆夫教授は「指摘の通り、構造改革は不可避だ」と強調。日本では今後、制度を支える現役世代が減り、給付を受ける高齢世代が増えることに触れ、「ここをどう克服するかが重要だ」として、早期に安定した制度への改革を行う必要性を力説した。

 一橋大学の小塩隆士教授は、日本の社会保障制度が、格差是正や貧困の解消という面で役割を十分果たしていないと指摘し「そういう点を抜本的に見直すべきだ」と応じた。







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