【2012/1/23公明新聞】竹内政務官 漁港の復旧状況視察 気仙沼市

竹内譲財務大臣政務官(公明党)は22日、宮城県気仙沼市の気仙沼漁港を訪れ、東日本大震災からの復旧状況を視察するとともに、菅原茂市長から要望を受けた。公明党の村上進市議が同行した。

魚市場の屋上から漁港の復旧状況を視察する竹内政務官=22日 宮城・気仙沼市

【写真】魚市場の屋上から漁港の復旧状況を視察する竹内政務官=22日 宮城・気仙沼市


竹内氏は、市魚市場の屋上から、津波で損壊した岸壁の復旧状況や昨年末に完成した製氷工場などを視察。菅原市長から「水産加工団地の整備を急いでいるが、今年の漁のシーズンには間に合わない」との説明を受けた。

その後の意見交換で菅原市長は、震災で74センチの地盤沈下が発生したことに触れ、「復興に当たっての一番の課題だ」と強調。また、「仮設住宅の入居率がいまだ90%を超えている」として、被災者の住宅再建が進んでいない現状を訴えた。

その上で、菅原市長は、(1)復興交付金の拡充と運用改善(2)住宅再建に関わる消費税増税の一定期間の猶予(3)国民健康保険に対する財政支援の強化―など30項目を要望した。

竹内氏は「あらためて(被災地の)厳しさを痛感した。前向きに対応できるよう頑張りたい」と約した。







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