児童養護施設・乳児院の実態を調査

公明党京都府本部代表の竹内譲衆院議員は、平山よしかず京都市会議員とともに、京都市西京区にある社会福祉法人「積慶園(古村正園長)」を訪問した。

【写真】社会福祉法人 積慶園を視察する竹内代表ら=5日

 最近、全国の児童養護施設等に「伊達直人」の名前で贈り物が届けられる「タイガーマスク現象」により、児童養護施設等への関心が高まっており、そこで暮らす子ども達の生活環境の向上が期待されている。

 同園には、父母の死亡・行方不明や父母からの虐待、養育の放棄(ネグレクト)等により、乳児から18歳までの児童が生活している。

 竹内氏らは、保育士や児童指導員の配置基準が昭和51年に定められてから改善されておらず、職員一人が実質15〜16人の子どもを見ている過酷な現状を目の当たりにした。

 視察後、竹内氏は、「心に傷を負った子どもも多く、一人ひとりに丁寧な対応をとるとともに、子ども達が将来の夢を実現できる環境整備が急務」と述べ、保育士・児童指導員の配置拡充や、児童の大学受験・就職活動への補助制度創設等を厚生労働大臣に早急に要望すると語った。


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