波紋を呼ぶ八ッ場ダム建設予定地を視察

公明党国土交通部会長の竹内譲衆院議員は5日、前原誠司国土交通相が本体工事の中止を表明したことから波紋が広がっている群馬県吾妻郡長野原町の八ッ場ダム建設予定地を視察した。

【写真】ダム建設予定地と湖面2号橋を視察する竹内氏=5日

同ダムは、関東を流れる利根川の洪水を防ぐとともに、1都5県(群馬、埼玉、東京、千葉、茨城、栃木)の水道用水の供給等を目的に建設が進められ、既に総事業費の7割が執行されており、建設予定地の長野原町をはじめ関係都県からは建設中止の白紙撤回を求める要望が出されている。

竹内氏はこの日、ダム建設予定地をはじめ、水没予定地の住居や学校、旅館等の代替地や付替道路・鉄道の工事状況等を視察するとともに、長野原町の高山欣也町長と意見交換を行った。

【写真】建設が進む代替地関連工事を視察する竹内氏

視察後、竹内氏は「中止ありきではなく、まずは、治水・利水や費用対効果、住民の生活や地域経済への影響等の面から、予断なく検証すべきだ」と指摘し、国会で徹底した審議を行っていくと語った。

以 上

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