活動レポート

「日中青年文化交流公演」にて挨拶

10月2日、京都大学時計台ホールで開かれた「日中青年文化交流公演」に出席し、来賓として挨拶を致しました。この催しは、京都の大学で学ぶ中国からの留学生(総数約3,000名)が、両国学生の友好交流の促進を図る目的で開催されたものです。両国の学生が一緒に、しかも、相手国の言葉で、歌、踊り、演奏、お芝居などに取り組み、実に多彩で楽しい文化交流公演会でした。当日は、駐大阪総領事や京都大学の関係者も参加されました。


私は、まず最初に、中華人民共和国の建国60周年を心よりお祝い申し上げました。その上で「中国は日本の文化のルーツであり、恩人であります。現在では、日本の最も大切な友人であります。両国の友好なくして、東アジアの平和と繁栄もありません。公明党は、冷戦の厳しい緊張状態が続いていた時代に、初めて日中国交正常化を提案し、故周恩来総理との深い信頼関係に基づき、様々な努力の結果、自民党の協力を得て、1972年に日中平和友好条約を締結致しました。」と述べました。

さらに、「中国人留学生が抱える、授業料負担の軽減、奨学金制度の充実、アパートの保証人の問題、大学寮の改築の要望、また、就職活動支援などの課題」についても、しっかりと応援していくことを約束致しました。

中国の留学生と日本の学生が厚き友情を結び、信頼関係を築いていくことが、両国の平和と繁栄につながることは間違いありません。両国間には、政治・経済・環境の分野では様々な懸案がありますが、双方の太い人間関係と信頼関係があれば、必ず克服できるでしょう。そのためにも、このような若い青年達の文化を通じた交流が、最も大切な基盤であると確信した次第です。

つづく

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