まず私の政治理念は、平和で、人類が希望をもち、安心して暮らせる人間尊重の社会を築くことです。懸命に働く人が報われる社会を創ること。たとえ万一失敗したとしても再起の夢をもって再び立ち上がれる社会を創ること。高齢者や障害のある方、また社会的に弱い立場にある方々すべてに温かい社会を創ることです。人間が人間らしく生きていくことのできる社会を創ることです。 私が一番切実に実現したいのは、この人間主義の経済社会の構築なのです。資本主義は完全ではありません。矛盾だらけです。しかし社会主義や共産主義の壮大な実験も、ソビエト連邦や東欧諸国の崩壊、また北朝鮮をみてもわかるように、完全に失敗しました。日本共産党はいろいろと屁理屈を並べ立てて、そうではないと強弁していますが、所詮屁理屈は屁理屈であり、科学的などと言いながら例外だらけで全く非科学的な論法です。 |
![]() |
京都市民の多くが豊かさを実感できないのは、この失敗した共産主義に未だにだまされ続けていることと無縁ではありません。市会72人のうち20人が共産党。政令市全国一の比率です。しんぶん赤旗や京都民報を読んでも、社会に対する悪質な批判・恨みの声、他の政党に対する悪口ばかりです。心の貧しさが表れています。元気がでないのは当然です。共産党には夢や希望が無い。ビジョンがありません。 私は、人間が人間らしく幸せに生きてゆくには、政治がどういう経済政策や社会政策を実行すべきかを真剣に考えてきました。これから申し上げることはその一環であり、平和で人々が安心して暮らせる人間尊重の社会を創ってゆくために、全力で働いて参ります。市民がお互いに思いやりの心をもち、協力しあっていけば、必ず社会は良くなります。私もその一員として、夢と希望の持てる社会を創って参ります。 |
1. 中小企業の再生・雇用の創造 経済の停滞が深刻の度を増しています。企業倒産・リストラ・失業などが増大しており、日本経済の再生が緊急かつ最大の課題です。日本共産党は、現在の不況の原因はすべて小泉首相の構造改革路線が間違っているからであり、自民・公明の悪政が国民を苦しめていると言っていますが、このことが明らかに間違っていることは2月の議会代表質問の中で述べているところです。 世界と時代が大きく変化している以上、従来の延長線上でものを考えていてはいけません。抜本的にはやはり小泉総理の言うように、構造改革を成し遂げ、将来に対する安心感や期待感を醸成して、新しい需要を生み出すことが必要です。政府の構造改革には批判はあるけれども、方向は間違っていません。後は宣伝の仕方と手順、そしてスピードアップが大切です。その上で構造改革をより円滑に成功させるためには、金融緩和策や円安誘導策、失業対策や雇用創出事業を通じて、国民の痛みを和らげることも不可欠です。 ![]() そこで京都市として何をなすべきか。平成11年9月、私は本会議での質問で、新たな知識創造社会の到来を見据えた「21世紀京都市新産業ビジョン」の策定を提唱致しました。これを受けて、京都市ではこのたび「京都市スーパーテクノシティ構想」をまとめました。 京都は大学の街ですが、大学生の数や質の高さ、また大学に眠る技術や知恵はノーベル賞学者を多数生み出しているように、世界的なレベルにあり東京を凌ぐものです。そこでものづくり都市を基本としながら、これら大学と企業の連携によって新しい産業や仕事をどんどん生み出していこうという計画なのです。今後京大や京都工芸繊維大学などと中小企業との共同研究も進めていきます。
また、公明党京都市会議員団としては、より人間らしい都市づくりを目指すため、昨年11月に「21世紀京都の人間都市づくり」を提案いたしました。その中で私どもが今回提案した産業政策が、「環境ベンチャー都市づくり」構想です。京都議定書により、KYOTOは、環境ブランドとして世界に定着しています。そこで、こうした優位性を活用して環境産業を次代の産業として育てることが重要です。京都市は大学との連携で有利な地位にありますが、中小企業に至るまでの幅広い産業立地を構想しています。これらによって雇用・働く場所を作って参ります。 2.少子・高齢化対策 96年から始まった同プログラムの効果は顕著で、一回一時間・週二回のトレーニングを一年間続けたグループ(平均年齢65.2歳)は、大腰筋の太さが15.2%増加し、高齢者でも無理なく筋力を強化できることが明らかになりました。一方トレーニングをしなかったグループ(平均年齢68.0歳)は、大腰筋の太さが7.8%減少していました。 村のこうした取り組みの効果は、医療費支出の面でも大きく表れています。高齢化の進行に伴い増え続けてきた医療費は、94年を境に減少傾向に転じました。住民一人当たりの医療費を、90〜94年度の平均値と95〜99年度の平均値で比較すると、茨城県全体でこの間8%伸びているのに対し、村は1%に止まりました。医療費の抑制は、温泉施設やレクリエーション施設が手軽に利用できることによって、いわゆる病院のサロン化が防止できていることの効果も大きいとみられます。
その中で、私は次のような具体的な施策を提案しています。 3. 教育改革
公明党は「教育は子どもの幸福のためにある」との信念から、偏差値優先の受験教育ではなく、全人格的な人間教育を重視し、様々な提言をして参りました。一昨年は教育の基本は国語力との考えから、公明党は国会では「子ども読書活動推進法」を提案し、共産党のみが反対する中他の政党の協力を得て成立させました。京都市ではわが党と同様の立場から、スポーツ振興にも力を入れ多くの輝かしい結果も出しています。私自身もかつては甲子園をめざして白球を追って熱い汗を流してきた高校球児でありました。京都府大会ではベスト8までいきました。
私は、子どもの可能性を引き出すもうひとつの道は、自然科学・理科に対する感動をもってもらうことであると考え、昨年の本会議でも理科教育振興を訴えるなど力を入れて参りました。その結果京都市では「21世紀の理科を考える京都市民会議」を発足。また「理科好きな子ども育成事業」など、この2年間で理科教育予算が大幅に増加されました。京都市では理科の竹内と呼ばれています。上京区でも室町小学校などに新しい実験設備が導入されることになりました。 私は京都市会の文教委員会の副委員長をしておりますが、このたび京都市では小学校一年生と二年生を対象に35人学級を実現することになりました。これはわが公明党や市長の努力により実現するもので、これも共産党は自分たちの手柄のように宣伝しておりますが、これも真っ赤なウソであることを申し上げておきます。 つづく |