景気持ち直し「テンポは緩やか」(月例経済報告)=党財金部会=

内外経済動向について内閣府より説明を聴取する竹内部会長ら=19日

【写真】内外経済動向について内閣府より説明を聴取する竹内部会長ら=19日

 公明党財政・金融部会(竹内譲部会長=衆院議員)は19日、衆院第2議員会館で10月の月例経済報告や最近の金融資本市場の動きについて内閣府と日本銀行から説明を受けた。

 日本経済の基調判断については、「東日本大震災の影響により依然として厳しい状況にあるなかで、引き続き持ち直しているものの、そのテンポは緩やかになっている」とし、基調判断を震災発生直後の今年4月以来、半年ぶりに下方修正した。

 生産について、震災からの回復のスピードが緩やかになり、それに加えて、海外経済の減速で輸出が減り、下押し圧力が高まってきている。

 個人消費も、地デジ放送の完全移行に伴う地デジ対応型テレビの駆け込み需要の反動減や、百貨店売上高などの低迷により、半年ぶりに下方修正された。

 この日は、今後の景気動向や金融資本市場の動きについて、活発に議論が交わされた。









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