【7.9公明新聞記事】二重ローン 新機構つくれ

野田財務相に質問する竹内氏=8日

【写真】野田財務相に質問する竹内氏=8日

 8日の衆院財務金融委員会で公明党の竹内譲氏は、野田佳彦財務相が代表を務める政党支部が、所得税法違反(脱税)の疑いで6月24日に逮捕された会社社長から献金を受け取っていた問題を追及し、「この事実をどう受け止め、どう対処するのか」とただした。

 野田財務相が「事案が確定しているわけではない。推移を見守りながら適切に対応したい」と答えたのに対し、竹内氏は「重く受け止め、襟を正すべきは正せ」と訴えた。

 一方、竹内氏は、東日本大震災に伴う二重ローン問題について、政府が民主、自民、公明の3党協議とは別に検討を進めていることを批判した上で、「(政府が検討する)既存の組織をつなぎ合わせるだけでは十分な対応はできない。しっかりした組織をつくり、一気に処理すべきだ」と強調。中小零細企業や農林水産業などの事業者を幅広く再生支援できる新機構の創設を柱とする自民、公明両党の法案をベースに検討を進めるよう迫った。




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