民主党公約の予算見直せ=衆院財金委=

野田財務相に質問する竹内氏=30日

【写真】野田財務相に質問する竹内氏=30日

 30日の衆院財務金融委員会で公明党の竹内譲氏は、東日本大震災財源確保法案に関する質疑と賛成討論を行った。

 質疑の中で竹内氏は、東日本大震災対策の今年度第1次補正予算案に、基礎年金の国庫負担分の財源を転用したことに関し、将来の税制抜本改革による穴埋めではなく、今年度予算の抜本的見直しの中で行うべきだと主張した。

 さらに竹内氏は、今年度第2次補正予算編成の際に年金の臨時財源を確保することで民主、自民、公明3党が合意したことに触れ、政府の見解をただした。

 野田佳彦財務相は、6月の「社会保障と税の一体改革」の最終案までに方針を固め、第2次補正編成の際にも検討する考えを示した。

 その後の討論で竹内氏は、政府の対応を「姑息であり、甚だ遺憾だ」と厳しく批判。子ども手当など民主党マニフェスト(政権公約)の転換や不要不求の予算の見直しを訴えた。

 続いて、採決が行われ、財源確保法案を全会一致で可決した。



BACKHOME