【5.19公明新聞記事】北朝鮮制裁を具体化=衆院国交委=

 衆院国土交通委員会は19日、北朝鮮を出入りする船舶などの貨物検査を可能にする政府提出の貨物検査特別措置法案を賛成多数で可決した。自民党提出の法案は賛成少数で否決。公明党は、両法案に賛成した。

【写真】北朝鮮問題について質問する竹内氏

 また、特定船舶の入港禁止に関する承認案を全会一致で可決した。

 採決に先立つ質疑で公明党の竹内譲氏は、自衛隊の関与条項を盛り込んだ自民党案と、現行法で自衛隊の対応が可能だとする政府案について「実質、内容は同じ」との認識を示した上で、「国連安保理決議1874に基づく北朝鮮への制裁を具体化することが大事だ」と述べ、法案の早期成立を求めた。

 また竹内氏は、拉致被害者や核・ミサイルなど北朝鮮問題について「日本外交における優先順位をもっと上げるべきだ」と強調。

 これに対し、西村智奈美外務大臣政務官は「強い意欲と意思を持って取り組んでいる」と述べた。

以上

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