【3.28京都新聞記事】地味だが大切な法案

 「地味だが国家の基礎を作る大切な法案だ」。公明党の竹内譲衆院議員(比例近畿)は26日の衆院国土交通委員会で、土地の境界や地権者を明確にする「地籍調査」を進める改正法案の意義を強調した。

 地籍調査に取り組む市町村を国や都道府県が支援する内容で竹内氏は改正案の付帯文を取りまとめた。委員会で可決されたが、調査が始まった1951年以降、全国の進ちょく率は48%と低調。京都府は7%と2番目の低さとなっている。

 竹内氏は採決前の質問で、都市部ほど遅れがちで京都市の進ちょく率は0%と批評し「政令市に目標を作らせるなど国が強力な指導力を発揮すべきだ」と注文を付けた。

 京都市の件は別の議員からも指摘が相次ぎ、衆院京都2区の前原誠司国交相は「未着手の自治体には取り組んでもらえるよう徹底したい」と苦笑いだった。

以上

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