【3.18公明新聞記事】八ッ場ダム 住民と協議急げ=衆院国交委=

 17日の衆院国土交通委員会で公明党の竹内譲氏は、政府が八ッ場ダム(群馬県)の建設中止を表明している問題で、@治水や利水などダムの意義と効果に関する科学的検証Aダムの費用と便益に関する経済的検証B事業の継続、中止をめぐる民主主義的手続きの検証――の必要性を訴えた。

【写真】前原国交相に質問する竹内氏

 その上で竹内氏は、「予断なく検証する」と表明する一方で中止の方針を示している政府の矛盾に対し、「初めに(建設)反対ありき≠ナはなく、公明正大に客観的、中立的な立場から、万人が納得のいく解決方法を求めるべきだ」と強調した。

 さらに竹内氏は、地元住民や下流域1都5県との合意に向けた努力を急ぐよう要請。これに対し、前原誠司国土交通相は、住民や関係自治体との協議スケジュールは「遅滞なく議論していきたい」と述べるにとどまった。

以上

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