政府系金融機関のあり方について質疑 平成22年3月17日

 17日、衆院財務金融委員会が開かれ、公明党の竹内譲氏が質問に立った。

【写真】菅大臣に質問する竹内氏=17日 衆院財金委

 竹内氏は、冒頭、財務省改革の進捗状況について政府の報告を求めるとともに、政治主導の重要性を説いた。

 これに対し菅直人財務相は、同省のビジネスモデルの検討や、国有財産の活用等の成長戦略の策定に向けた取り組み、特別会計等に係る公営法人、独立行政法人の抜本的改革についての決意を述べた。

 また竹内氏は、政策金融の本来のあり方について、民業の補完と弱者対策という原則から、大企業や先進国よりも、中小企業・個人事業主、発展途上国への融資を第一義に考えるべきだと主張した。

 さらに竹内氏は、株式会社日本政策金融公庫法改正案に関連し、国際協力銀行(JBIC)の日本政策金融公庫からの分離について政府の見解を求めた。

 菅財務相は、国家戦略室でアジアの成長を日本に連動させるための仕組みを議論していることを紹介しつつ、日本政策金融公庫の合併のプロセスについて「異質なものを入れ込んでいる」とし、JBICの機能がより生かされることが望ましいと答弁した。

以上

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