雇用を生み出す施策の推進を!=衆院国交委=

 26日の衆院国土交通委員会で公明党の竹内譲氏は、前原誠司国土交通相の所信表明演説に対して、質問を行った。

【写真】前原国交相に質問する竹内氏=26日

 竹内氏は、国土交通省が、公共事業の個所付け資料が民主党を通じて地方自治体に通知されていた問題を取り上げ、選挙に勝つための利益誘導型政治から脱却し、国民に対して、透明性、公正・公平性のある予算配分基準の策定や予算審議のシステムを構築するように前原国交相に要請した。

 これに対し前原国交相は、「税金の使い道の配分決定には透明性が必要であり、今回の仮配分(個所付け)資料が党を通じて自治体に流れたことは、極めて遺憾」とした上で、今後、港湾、空港、道路などの選定や予算配分には、行政の裁量ではなく、透明性のある客観的指針に基づく仕組みをつくりあげたいと答弁した。

 また、竹内氏は、子ども手当について、雇用を直接生み出す施策ではないと指摘し、厳しい雇用情勢の中で仕事をつくる政策を推進するべきであり、安定した雇用が婚姻率や出生率を押し上げることになると訴えた。

以上

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