13年振りに国政に復帰して

平成8年の最初の小選挙区制選挙に落選して以来、実に13年の月日を経て国政に復帰させて頂きました。自分でも驚いています。この間、地方議員を2期6年半、浪人生活6年半、落選回数は平成8年と平成17年の2回。多くの皆さまのご支援があればこそと、心から深く感謝を申し上げます。

 久々の国会議事堂では、政権交代のブームで当選した新しい議員達が嬉しそうにはしゃいでいました。初めてここへ来た人々にとっては、国会議事堂の威容に圧倒され、自分がその主人公であると思うのかもしれません。しかし、13年間地方の実態を見てきた私は、「国会には何も真実は無い。巨大な建物と空しい権力があるだけだ。それは一時の仮の力にすぎない。真実は現場にある。現場の国民の声、思いが最も大切なものだ。」と痛切に思うのです。

 9月16日から19日まで特別国会が開かれました。首班指名選挙では、鳩山総理が誕生しましたが、特別国会では、早くも民主党の横暴が始りました。あまりマスコミでは報道されていませんが、民主党は外務委員会の委員長に、受託収賄罪などで逮捕・起訴され、第一審・第二審とも二年の懲役刑の判決を受け、現在最高裁で係争中の鈴木宗男氏を指名致しました。

 彼はかつて国会で「議員辞職勧告決議」を受けた人物であり、選挙で当選したとはいえ、今は刑事被告人です。万一最高裁で有罪となれば、外務委員長辞職はもとより直ちに刑務所に収監されることになります。民主党の新人議員の多くは、このような過去の経緯もよく知らずに、単純に小沢幹事長の意向に従っているように見えます。公明党は、民主党の多数の横暴を許さず、この人事に本会議場にて明確に反対致しました。

 なお、所属委員会は「財務・金融委員会の委員」、「決算行政監視委員会の委員」、そして「拉致問題特別委員会の理事」に決まりました。また、公明党では「国会対策副委員長」と「政策調査会・決算部会の部会長代理」を命ぜられました。公明党は「現場第一主義」の政党です。今はとにかく現場を回って、様々な声をお聞きしています。皆様のご意見やご要望など、何でも結構ですので、私までお寄せ頂きたいと願います。それらをもとに、国会では鋭い質問攻撃をどんどん仕掛けていきたいと決意しています。


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